Leopard Imaging社の「GS500 AI ビジョンシステム」に、当社のIMX500とAITRIOSが活用されました
2024年9月10日
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
Leopard Imaging社は、2024年8月1日に当社のインテリジェントビジョンセンサーIMX500を搭載した「GS500 AI ビジョンシステム」を発表しました。
このシステムは、スマートシティやDXなどで使用されることを目的としています。
GS500-MIPIカメラには、ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、SSS)が開発した、世界初のインテリジェントビジョンセンサーIMX500が搭載されており、SSSのエッジAIセンシングプラットフォームAITRIOSも、このシステムをサポートしています。これにより、高性能なエッジAI処理を実現します。
12メガピクセルのセンサーを搭載した「GS500 AI ビジョンシステム」は、撮影シーンの解析やカメラ上での機械学習処理に優れています。また、エッジAIと柔軟性の高いアーキテクチャも備えており、高速な処理とセキュリティも担保しています。
本システムは、PoE、Wi-Fi、LTE-CatM1などのネットワークオプションと、OTAによるAIモデルおよびアプリケーションの更新を行うことで、インストールとメンテナンスも簡単に実行可能です。
当社のIMX500によるエッジ側でのデータ処理は、「GS500 AI ビジョンシステム」の重要な機能を担っています。撮影した画像をイメージセンサー内でAI処理し、メタデータ化することで、クラウドに送るデータを最小限にでき、必要な場合にのみ画像キャプチャを行うことができます。この仕組みにより、データの保存量と転送量の削減に貢献します。
これにより、「GS500 AI ビジョンシステム」は、スマートシティやDXなどを筆頭に、さまざまなアプリケーションにおいて安全かつ信頼性の高い選択肢となります。
当社のスマートシティプログラムマネージャー、喜多村悠は下記のようにコメントしています。
「SSSのIMX500を活用したLeopardの新しいソリューションは、交通量カウント、駐車場利用状況、歩行者の安全など、スマートシティのユースケースに適した、屋外エッジデバイス(AIカメラ)を提供します。私たちはAITRIOSのエコシステムの一環として、成長するカメラパートナーを歓迎し、さまざまなIoT環境で動作するお客様に対してさらなる製品を提供できることを喜ばしく思います」
2023年に行われた、tinyML とサンノゼ市共催の「歩行者の交通安全向上ハッカソン」にて、SSSとLeopard Imagingは共同で1位を獲得しています。
ハッカソンに関する詳細はこちら
※AITRIOS、およびそのロゴは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。