「歩行者の交通安全向上ハッカソン」の受賞者を
tinyML・サンノゼ市と共同で発表
2023年10月19日
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
ソニーセミコンダクタソリューションズ アメリカ (SSS-A) は、tinyML 及びサンノゼ市と共同で、5月から開始した歩行者の交通事故を減らす取り組みである「歩行者の交通安全向上ハッカソン」最終優勝者を発表しました。
この活動は、サンノゼ市の「Vision Zero」への取り組みと関連しています。
サンノゼ市では、わき見運転、わき見歩行、違法道路横断などが原因で、歩行者の負傷や死亡事故が多発しています。この課題を解決するために、我々は世界中のチームに呼びかけました。
このハッカソンには、アメリカ、ドイツ、レバノン、ナイジェリア、サウジアラビアを含む世界中から 29 チームが参加し、シリコン バレーやサンフランシスコ ベイエリア (SFBA) の地元チームも参加しました。
SSS-A のシステムソリューション事業部のバイスプレジデント兼マーケティングヘッドのマーク・ハンソン氏は「歩行者の安全確保という重要な問題に関して、tinyML およびサンノゼ市と提携できたことは、サンノゼ市に住んでいる者としても光栄ですし、サンノゼ市にあるソニーエレクトロニクスのオフィスとも連携できたことは大変嬉しく思います。私たちが持っている画期的なテクノロジーが、サンノゼ市の Vision Zero への取り組みだけでなく、世界中の課題解決に貢献できることを期待しています。」と述べました。
1位は、SSS の エッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS ™」とインテリジェントビションセンサー
「IMX500」を活用したソリューションを提示した Leopard Imaging チームに授与されました。2 位は NeurOHM チーム、3 位はキング アブドラ科学技術大学 (KAUST) のチームでした。特別な Edge Impulse 賞は KAUST チームに贈られました。
クアルコムのシニアディレクターであり、tinyML Foundation のボードオブディレクターでもあるエフゲニー・ゴウセフ氏は次のように述べています。
「持続可能な機械学習技術の実現をめざしている私たちとしても、サンノゼ市、ソニー、その他のパートナー企業との今回のコラボレーションには非常に熱心に取り組みました。
そのため、今回のハッカソンの盛り上がりを見て、非常に嬉しく思います。
今ある課題に対してアイデアや提案を提供してくれたすべてのチームと参加者に感謝し、革新的でありながら実用的なソリューションを提供したファイナリストを祝福したいと思います。」
加えて、マーク・ハンソン氏は
「Leopard Imaging が AITRIOS を活用したソリューションで1 位を獲得したことを大変嬉しく思います。これは AITRIOS が提供する AI ツールが、Vision Zero のような交通安全の取り組みの際にも、低コストで彼らがやりたいことをスケールさせ、サポート可能な点を示していると思います。」と述べました。
サンノゼ市長のマット・マハン氏は
「ソニーおよび tinyML とのパートナーシップを通じて、世界中の優秀な人々が、最終的にサンノゼやその他の地域の命を救うアイデアを生み出しました」と述べました。
歩行者の交通事故削減ハッカソンとその受賞内容の詳細については、tinyML Foundation の Web サイトをご覧ください。詳細はこちら。 *英語サイトのみ
Sony Semiconductor Solutions Americaについて
Sony Semiconductor Solutions America は、イメージセンサーのリーディングカンパニーである、
Sony Semiconductor Solutions Group の一員です。私たちは、個人に便利や楽しみを提供するイメージング技術に加えて、新たなセンシング技術を開発・導入することで、人や機械の視覚・認識機能を究極に高めるさまざまなソリューションの展開に取り組んでいます。詳細は、こちら。
Vision Zeroについて
Vision Zero は交通事故の死傷者を削減するために世界各国で取り組まれているイニシアチブです。サンノゼ市によるVision Zero の詳細はこちら。 *英語サイトのみ
※AITRIOS、およびそのロゴは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。